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ビットコインは「守り」、イーサリアムは「攻め」——ステーキングが生む新しいキャッシュフロー

• BTC=デジタルゴールド:インフレヘッジの“守り”。 • ETH=デジタルオイル:ネットワークの燃料+ステーキングで年3〜5%の利回り=“攻め”。 • ドバイ拠点の投資家は、暗号資産×不動産×多通貨の三位一体でボラティリティを吸収するのが合理的。

  1. いま、なぜイーサリアムなのか

暗号資産の王者は依然としてビットコイン(BTC)ですが、ここ1〜2年でイーサリアム(ETH)に参入する上場企業・機関の動きが明確になっています。背景はシンプルです。
• ステーキングで配当が入る(年3〜5%目安)
銀行預金の利息のように、ETHをネットワークに預けるだけで報酬(インカム)を生む。
• ネットワーク利用の層が厚い
DeFi、NFT、ゲーム、トークン化証券など、手数料(ガス)としてETHが恒常的に使われる。
• 売られにくい設計
ステーキング報酬で回せるため、現物ETHの売却圧力が緩みやすい。
• バーン(焼却)機能
手数料の一部を焼却し供給を抑制 → 希少性↑という構造的な下支え。

結論:ETHは“ネットワーク経済の燃料”として需要が続くうえ、配当を生む“生産的資産”。
一方、BTCは価値の保存に特化した“守りの資産”。

  1. 企業がETHを「事業インフラ」として保有する理由

近年、一部の上場企業は投機ではなく事業運営の一部としてETHを取得しています。
• 会計的にわかりやすいキャッシュフロー:ステーキング報酬が営業キャッシュフローの補助線になり得る
• 株主へのメッセージ性:ETH保有・ステーキングを成長ドライバーとして可視化
• 好循環:取得→公表→評価上昇→再投資→保有ETHと報酬が雪だるま式に増える

BTCの「価格上昇を待つ」戦略に対し、ETHは“保有=ネットワーク参与=配当獲得”という能動的リターンが設計上組み込まれている点が決定的な違いです。

  1. もちろんリスクもある
    • ボラティリティ:マクロイベントや規制ニュースに反応しやすい
    • 競合チェーン:SolanaやSui等の性能競争
    • 技術進化の継続性:スケーラビリティ、分散性、量子耐性などの開発ロードマップ前提
    • レバレッジの過多:借入での過度な取得は下落時の破綻リスク(共同創業者も警鐘)

リスクを正しく織り込み、単一資産偏重を避けることが肝心。

  1. ドバイ拠点の戦略:暗号資産×不動産×多通貨

ドバイ(UAE)は暗号資産と不動産の両面で制度優位があり、国際投資の司令塔に適しています。
• 暗号資産の成長性(BTC=守り、ETH=攻め)
• ドバイ不動産の安定性(インカム+インフレ耐性、現物の強さ)
• 多通貨分散(USD/SGD/AED/THB/JPYのハイブリッド管理)

モデル例
1. ポートフォリオのコア:BTC(守り)+ETH(攻め)
2. 利確分・報酬分をドバイ不動産に振替=ボラを現物で緩和
3. 現金ポジションは多通貨で階層管理(生活費/投資準備金/非常用)

ポイントは、“増やす器(暗号資産)”と“守る器(不動産・多通貨)”を連動させる設計。

  1. どれくらいETHを組み込むか?(考え方のフレーム)
    • リスク許容度(価格変動への耐性)
    • キャッシュフローニーズ(毎月の必要収入)
    • 時間軸(5年・10年)
    • 通貨・居住地の税務前提

一般的には、BTC:ETH=“守り:攻め”の比率を決め、不動産(ドバイ中心)で全体のボラティリティを吸収するのが現実的です。

  1. まとめ
    • BTCは価値の保存、ETHはキャッシュフローを生む成長資産。
    • ドバイは暗号資産と不動産の“二刀流”に最適。
    • 単一資産の偏りを避け、暗号資産×不動産×多通貨で耐久性のあるポートフォリオへ。

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